※2024/4/24更新
はじめに
皆さんこんにちは。今回から何シリーズかに分けて、PC初心者向けに、新しくPCを買う際はここに注目しましょう!!といった趣旨の記事を書いていきます。
というのも私事ですが、最近新しくPCを買いました。(2023/11/12時点)そこで感じたことですが、PCって色々種類もあるし、パーツもたくさんあるし、調べること多すぎ!!自分がやりたいことをやるためにはどれを買うのが一番なんだろうと・・・。なかなか悩んでしまいますよね。
やっぱり安い買い物ではない分、自分で納得して選びたいじゃないですか。そのために私は色々調べました。
とまぁそんな背景もあり、せっかくなら次にPCを買い替えるときの備忘録も含めて、調べたことをまとめておこうと思い立った次第です。
ただ注意していただきたいのは、ものすごく詳細まで調べ上げてまとめたわけではないということです。PCの専門家になることが今回の目的ではないですからね・・・。
コンセプトとしては、ゼロ知識ではなく何となくのイメージを持った状態で、PCを選べるようにしよう!です。例えば家電量販店に行って店員さんの喋っていることが理解できる、ネットに書いてある情報の良し悪しを少しでも判断できるようにする、といったところを目指していただければ、私のこの記事としての目的は達成です。皆さんが納得感をもってPCを選べるよう、お手伝いできれば何よりも嬉しいです。
さてさて、冒頭のあいさつが長くなりましたが、さっそく#1から見ていきましょう!!
さて今回は、PC選びの備忘録として、CPU(コア/スレッド)、メモリ、ストレージとは何か??についてまとめたいと思います。
PCを買う際は、必ずと言っていい(絶対と言っても過言ではない)ほど、この3つの指標を参考にします。ただ、いまいちイメージしにくくないですか??
本記事では少しでもこのイメージを持っていただけるように、例をあげながら簡単に解説していきます。この記事を読んで、なるほどそんなイメージか、自分にとってはここが大切だなと思ってもらえれば何よりです。
それではさっそくいきましょう!!
PC購入までの流れをまとめたロードマップも是非!!
CPU(コア/スレッド)
CPU
CPU(Central Processing Unit)は「コンピュータの脳みそ」です。色々な計算、データ処理、制御を担当しています。
CPUには代表的なものとして、IntelのCore i〇 – ○○○○〇〇やAMDのRyzen ○○○○〇などありますが、このあたりの数字や記号の意味は後程まとめます。現時点ではとりあえず、数字が大きい方が性能が高いとだけ覚えておけばOKです。まずは何よりも、CPU = 「コンピュータの脳みそ」とだけ覚えるようにしましょう!
上画像の赤枠部分がCPUに該当します。一番外側の部分ですね。
さてさて、脳みそということは理解できました。ただ、もう1つ大切な指標として、CPUにはコアとスレッドと呼ばれる概念が存在します。例えば、「4コア8スレッド」や「10コア20スレッド」などです。これらが何を表しているのかもしっかりと理解しておきましょう。
コア
コアは「脳みその数」を表しています。あれ??CPU = 「脳みそ」じゃないの??と混乱された方、まぁ考え方としてはあながち間違っていませんので、それでもOKです。もう少し正確なとらえ方としては、CPUがコアと呼ばれる単位に分割されているようなイメージです。
兎にも角にも、コア = 「脳みその数」とだけイメージしておけばOKです。
上画像の青枠部分がコアに該当します。画像では、赤枠の内側に4つ青枠があるのが分かりますかね??こんな感じで、脳みそが複数個あるようなイメージです。画像の場合は、4コアとなるわけですね。
※おまけ※
これはおまけの知識なので、知らなくてもいいです。
IntelのCPUには、E-CoreとP-Coreという2種類のコアが存在します。
- P-Core:
Performance Coreの略で、性能重視のコアです。メインとなる働きをするコアで、処理速度が高速な従来のコアです。ゲームなどのシングルスレッド処理に性能を発揮します。ハイパースレッディングに対応しているため、複数の作業を同時に進行が可能なコアです。
- E-Core:
Efficient Coreの略で、効率的なコアです。P-Coreよりも物理的に小さく、省エネ構造になっています。物理的に小さいので、P-Coreを置くスペースに、なんとE-Coreが4つも置けてしまいます。P- Coreと連携することで、動画等のレンダリング速度が向上します。
これらのコアは、それぞれ異なる役割を果たします。P-Coreはメインで活躍するコアで、E-Coreはサポートで活躍するコアです。E-Coreは物理的に小さいというメリットがあり、P-Coreのスペースに現状4つのE-Coreが設置できるので、CPUのサイズ縮小にも役立ちます。役割分担をすることで全体的に処理性能が向上しています。
では最後にスレッドについてです。
スレッド
スレッドは「分割された脳みそ」を表しています。コアがさらにスレッドという単位に分割されているようなイメージです。
上画像の緑枠部分がスレッドに該当します。画像では、1つの青枠の内側にそれぞれ2つの緑枠があるのが分かりますかね??こんな感じで、脳みそがさらに細かく分割されているようなイメージです。画像の場合は、1つのコアに2スレッド。4つのコアがあるわけですので、画像のCPUは、「4コア8スレッド」のCPUとなるわけです。
イメージまとめ
いかがでしたでしょうか。イメージできましたか??
簡単にでもイメージをまとめておきますね。
CPU = 「コックさん」でしたね。
さらにその中に、コアというのがありました。コア = 「コックさんの数」でしたね。たくさんいればその分たくさんの料理を作れます。人海戦術です。
さらにさらにその中に、スレッドというのがありました。スレッド = 「コックさんの手」でしたね。コックさんがもしも両手を使えたら、さらに効率アップすること間違いなしです。
とまぁこんなイメージですかね。これが理解できていると、画像の内容もしっくりくるはずです。
例えば、Pythonで何かを実行したり、YouTubeを見たりするときは、とても大変な作業なので、コックさん1人が両手を使って(1コアの2スレッド分を使って)作業しないとなりません。それに対してインスタを使う際は、コックさん1人の片手だけ(1コアの1スレッド分)で作業ができるわけです。このとき、インスタを使っているコアのもう片方のスレッドと、1コア1つ分が、余力として残っています。余力がある分、まだまだ作業ができるわけですね。
これが例えば、コアとかスレッドとかいう概念が存在しない場合を考えてみてください。本来片手で済むはずの作業が、片手とかそんな概念がないので、両手を使うしかなくなりますよね??(両手とか言ってる時点で片手という概念があることは言わないでください。あくまでもイメージです。)それって完全に無駄じゃないですか。細かく分割されている分、それぞれ同時に効率よく処理ができるわけです。また、必要に応じて使いたいときは使いたい分だけ使うと。その臨機応変さが、コアとスレッドの大切な役割というわけですね。
メモリ
メモリは、PCがプログラムを実行するために必要なデータを一時的に保存する場所です。
んー、これまたなんだこりゃって感じですよね・・・。もう少し簡単にイメージしてみましょうか。
メモリはよく、「作業机の広さ」にたとえられます。メモリの容量(8G、16G、32Gなど)が大きければ大きいほど、この作業机が広いことを表しています。
では、作業机が広いとどんないいことがあるのでしょうか??
作業机が広いと、その分いろいろな作業(タスク)を机の上に出しっぱなしの状態にできますので、何か別のことをしようとした際に、すぐにアクセスできます。
またまたコックさんの例で見ていきましょうか。
ストレージ
ストレージは、PCがデータを永続的に保存する場所です。主に以下の2種類があります。
- HDD(Hard Disk Drive):
HDDは磁気ディスクを使用してデータを保存します。大容量のデータを安価に保存できますが、データの読み書き速度はSSDよりも遅いです。
- SSD(Solid State Drive):
SSDはフラッシュメモリを使用してデータを保存します。HDDよりも高速にデータを読み書きできますが、同じ容量のHDDよりも高価です。
まぁ要するに、ストレージ = 「保存場所の広さ」ですね。またまたコックさんで簡単にイメージしましょう。
最後に
さて今回は、PC選びの備忘録として、CPU(コア/スレッド)、メモリ、ストレージとは何か??についてまとめました。
少しでもイメージできましたかね??この記事のコンセプトは、ちょっとでも簡単なイメージを持っておくです。そのお役に立てていれば、何よりです。
そのうち、こんな人にはだいたいこれくらいの性能のCPU(コア/スレッド)、メモリ、ストレージを選びましょう、といった記事も上げていく予定です。是非お楽しみに~。
最後にまとめです。
★CPU
CPU = 「コックさん」。性能が高ければ高いほどコックさんは素早く料理ができる。
★コア
コア = 「コックさんの数」。コックさんの数が多ければ多いほど、同時に料理ができる。
★スレッド
スレッド = 「コックさんの両手」。両手が使える分、同時に料理ができる。
★メモリ
メモリ = 「キッチン(作業机)の広さ」。広ければ広いほど、色々出しっぱなしにできる。
★ストレージ
ストレージ = 「冷蔵庫・調理棚・食器棚(保存場所)の広さ」。広ければ広いほど、たくさん保存できる。
以上!
その他の記事も是非読んでもらえると嬉しいです~。
オススメのデスクトップPC – ガレリア(GALLERIA)
参考までに私がオススメするデスクトップPCもいくつか挙げておきます。
今回はガレリア(GALLERIA)のデスクトップPCしかピックアップしていません。最近だと様々な場面でピックアップされることも多くなり、最も有名なゲーミング用のデスクトップPCの1つといっても過言ではないですよね。
他にもオススメBTOメーカーはいくつかありますので、そのうち記事にまとめますね。
※若干ゲーミングPC寄りの選択になっていることはご了承ください。もちろんゲーミングだからといってゲームにしか使えないというわけではありませんのでご安心を。基本的にはゲームが安定してできれば他は何不自由なくできます。
GALLERIA RA7C-R46T SSD500GB搭載
「GALLERIA RA7C-R46T SSD500GB搭載」はハイエンドモデルの中でも真ん中あたりの性能を有するPCです。
ハイエンドと言われると一番すごいという印象を持たれるかもしれませんが、さらに上の超ハイエンドPCもありますので、手の届かないPCではないのかなと思います。手の届く範囲で性能が高いよ~くらいです(人にも寄りますけどね・・・)。
GALLERIA RA7C-R47 SSD500GB搭載
もう1つは「GALLERIA RA7C-R47 SSD500GB搭載」です。
先ほど紹介したものとは搭載しているGPUが異なります。先ほどのPCでも十分高負荷に耐えうる性能ではありますが、さらにさらに負荷のかかるゲームなどをプレイしたい場合は、少しお金をかけてGPUをアップグレードさせるのはありだと思います。
是非参考にしてもらえればと思います!
※おまけ:その他参考記事
当ブログでは、基本情報技術者試験対策に向けた記事も掲載しています。そこでもいくつか、CPUやメモリについて載せていますので、参考程度にご紹介しておきます。
ハードウェアの構成について
PC周りのハードウェアの構成についてです。それぞれの部品、デバイスのつながりがイメージできるかと思います。
CPUの性能指標について
CPUの性能指標についてです。特にクロック周波数などはイメージとして持っておいてもいいのではないでしょうか。今後、CPUの数字や記号の意味についても記事をあげる予定ですが、その際にもう少しだけ詳しく説明するかもしれません。その時に見ていただくでも全然OKです。
CPUのアーキテクチャについて
CISCやRISCといった、CPUのアーキテクチャについてです。これは本当におまけです。簡単に理解できるようまとめてはいますので、最後のまとめ部分だけでもパッと見ていただく分にはいいのかなと思います。
RAM、ROM、キャッシュメモリについて
RAMやROM、キャッシュメモリについてです。メモリの詳細について知りたい方は役に立つかと思います。
HDDについて
HDDについてです。3部構成で、基本構造から、記憶容量、データアクセス時間の計算まで、色々まとめています。基本構造くらいは知っておいてもいいかもしれませんね。PC選びには全然関係ないですが・・・
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