【PC初心者】80PLUS認証/電源容量:PCの電源選びの基準は??【PC選び – 備忘録 #10】

IT系知識

はじめに

さて今回は、PCの電源選びについてまとめたいと思います。

特に、電源選びにおいてどんなことを意識しておかないといけないのか、80PLUS認証とは何かについてまとめます。

内容はそこまで難しくないはずです。容量が足りているかどうかの違いなので。

それさえ理解できれば、この記事の目的は達成です。

それではさっそく見ていきましょう!

電源の役割と重要性

電源とは、文字通り電力供給を担当する部品のことを指します。電源によりAC電流をDC電流へと変換し、PCの各部品へと電力を供給します。

PCの安定した動作を保証するためには、PCに最適な電源を選択することが非常に重要です。電源が不安定だと、PCは予期せぬ動作をする可能性があります。また、電源が不足していると、PCのパフォーマンスが低下する可能性があります。そのため、適切なPC電源を選択することは、PCのパフォーマンスと寿命に大きな影響を与えます。

電源容量について

特に、PC電源を選ぶ際の最も重要な要素の1つとして、「電源容量」が挙げられます。電源容量は、PC電源が供給できる最大の電力です。

PCはそれぞれ、各部品を動かすために決まった電力が必要です。例えば、CPUを動かすためには200 W、GPUを動かすためには300 Wといったイメージです。単純に各部品の消費電力の合計よりも、供給できる電源の容量が大きければOKです。

各部品の消費電力の合計 < 供給できる電源の容量 → OK

したがって、電源(電源容量)を選ぶ際には、PCの全ての部品が必要とする電力を考慮する必要があります。また、メモリストレージの増強等、将来的なアップグレードを考慮して、ギリギリを選ぶのではなく、余裕を持った電源容量を選ぶことが推奨されています。

ただまぁ、お店でパーツが全て組まれているPCは基本的に最適な電源が選択されていますので、そこまで考えなくてOKです。将来的なアップグレードを検討されている方、ご自身でカスタマイズしていきたい方はしっかりとおさえておくようにしましょう。

80PLUS認証

80PLUS認証とは、コンピュータ用電源ユニットの電力変換効率に関する規格の一つです。この認証は、電源ユニットが80%以上の効率で動作することを保証します。

80PLUS認証は、電源ユニットの品質を保証するものではなく、電源ユニットの電力変換効率の指標を提供します。電力変換効率は、電源から電力へと変換できる効率を示した値で、変換効率が高いほど、効率よく電気エネルギーへと変換されます。

80PLUS認証にはランクが付けられており、ランクが高いほど変換効率も良くなります。現在は6つのランクが存在し、それぞれ最低限の変換効率が保証されています。ランクは以下の通りです。

  • STANDARD
  • BRONZE
  • SILVER
  • GOLD
  • PLATINUM
  • TITANIUM

STANDARDが最低、TITANIUMが最高ランクとなっています。

まぁ何を選択しましょうというわけではありませんが、真ん中あたりのグレード(SILVERやGOLD)を選択しておけばいいのではないでしょうか。

80PLUS認証のメリットは、最低限の変換効率が保証されているということです。もし80PLUSがなければ、変換効率がどのくらいなのか分からなくなります。そうなってしまうと、電源ユニットの品質も不透明になってしまうというわけです。

電源容量の計算

さて、電源容量シミュレーターも紹介しておきます。

初心者の方といえど、購入する際にメモリやSSDの増強などをすることがあるかと思います。

その際に、必要な電源容量も把握しておかないと、実は容量が足りませんでした等になりかねません。

増強したら必ずその分に必要な容量をおさえておき、適切な電源が選択されていることを確認しましょう!

以下がシミュレーターになります。

シミュレーター内でパーツを選択すると、必要なワット数が分かります。念のため確認しておきましょう。

電源の種類(※初心者にはおまけ※)

ATX電源

ATX電源とは、ATX(Advanced Technology eXtended)コンピュータ用の電源回路を収めたユニットの標準規格、およびその規格に準じた電源ユニット・電源装置を指します。ATX電源は、商用電源を入力とし、内部で12 Vや5 Vといった直流に変換を行い、PC各部へ給電する為の出力を作り出します。

1995年に米インテル社が制定したATX規格の一部で、取り付けねじの位置やPC筐体における開口部の形状制限、供給電圧、制御信号、コネクタなどが規定されています。形状はあまり規定されてはおらず、特に供給する電流値は規定されていないため、多様な供給能力の製品が存在します。

ATX電源の特徴として、操作方法が挙げられます。シャットダウンの際に電断までコンピュータが自動で行えるのがATX電源の特徴で、ユーザーが手動でスイッチを切る必要はありません。

また、ATX電源は、市販のデスクトップPCに組み込まれている他にも、自作パソコン向けや既存製品の改造、修理用などとしてユニット単体がパソコンショップ等で販売されています。ATX電源は、総出力や電力変換効率といった電気的な性能の他にも、冷却機構の差などに起因する静穏性や、コンデンサの品質などに起因する信頼性と寿命の差、配線ケーブルの取り回しや装飾的な機能を含むオプションの有無など多様な製品が存在し、これらの要素によって価格も大きく異なります。

SFX電源

SFX電源とは、MicroATX規格に準拠した小型の電源ユニットを指します。SFXは「Small Form Factor」の略で、その名の通り、小型パソコン用の電源規格です。

ATX電源よりも幅、高さ、奥行きが小さく、一回り小さい規格となっています。そのため、スリムタイプのパソコンや小型のPCケースに使用されます。

こちらもATX電源同様、市販のデスクトップPCに組み込まれているだけでなく、自作パソコン向けや既存製品の改造、修理用などとしてユニット単体がパソコンショップ等で販売されています。自分のPCに最適な電源ユニットを選ぶことが可能です。

最後に

さて今回は、PCの電源選びについてまとめました。

大切なのは2つ。80PLUS認証と容量の計算を理解しておくことです。

★80PLUS認証

コンピュータ用電源ユニットの電力変換効率に関する規格

  • STANDARD
  • BRONZE
  • SILVER
  • GOLD
  • PLATINUM
  • TITANIUM

真ん中あたりのグレード(SILVERやGOLD)を選択しておけば無難??

★電源容量計算

メモリやストレージ、ファンを増強したら電源容量が足りているかどうか計算すること

オススメのデスクトップPC – ガレリア(GALLERIA)

参考までに私がオススメするデスクトップPCもいくつか挙げておきます。

今回はガレリア(GALLERIA)のデスクトップPCしかピックアップしていません。最近だと様々な場面でピックアップされることも多くなり、最も有名なゲーミング用のデスクトップPCの1つといっても過言ではないですよね。

他にもオススメBTOメーカーはいくつかありますので、そのうち記事にまとめますね。

※若干ゲーミングPC寄りの選択になっていることはご了承ください。もちろんゲーミングだからといってゲームにしか使えないというわけではありませんのでご安心を。基本的にはゲームが安定してできれば他は何不自由なくできます。

GALLERIA RA7C-R46T SSD500GB搭載

「GALLERIA RA7C-R46T SSD500GB搭載」はハイエンドモデルの中でも真ん中あたりの性能を有するPCです。

ハイエンドと言われると一番すごいという印象を持たれるかもしれませんが、さらに上の超ハイエンドPCもありますので、手の届かないPCではないのかなと思います。手の届く範囲で性能が高いよ~くらいです(人にも寄りますけどね・・・)。

GALLERIA RA7C-R47 SSD500GB搭載

もう1つは「GALLERIA RA7C-R47 SSD500GB搭載」です。

先ほど紹介したものとは搭載しているGPUが異なります。先ほどのPCでも十分高負荷に耐えうる性能ではありますが、さらにさらに負荷のかかるゲームなどをプレイしたい場合は、少しお金をかけてGPUをアップグレードさせるのはありだと思います。

是非参考にしてもらえればと思います!

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