【PC初心者】Ryzen 〇〇〇〇〇:AMD Ryzenの数字や記号が表す意味【PC選び – 備忘録 #4】

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※2025/12/28更新

はじめに

さて今回は、AMD RyzenシリーズCPUの数字や記号が表す意味についてまとめたいと思います。

以前、Intel Coreシリーズの数字や記号の意味についてはまとめました。是非チェックしてみてください。

今回は、Intel Coreシリーズと双璧をなすほど有名なAMD Ryzenシリーズです。基本的にはIntel Coreシリーズを選ぶ方が多いのだろうとは思いますが、せっかくならばAMD Ryzenのことも知って納得のいく選択を取ってもらえればと思います。

どっちを選べばいいの??みたいな記事もあげていますのでそちらも是非。

余談はこの程度にして、さっそく本題に入りましょうか。

ノートPC向けCPUの場合

数字や記号の構成について

まずは、数字や記号の構成についてまとめます。

基本的には、以下で構成されています。

Ryzen [ブランド階級(数字1桁)] [モデル番号(数字4桁)] [サフィックス(記号)]

例)Ryzen 9 7950X

今回の記事では、[モデル番号(数字4桁)] [サフィックス(記号)]の所を特に細かく見ていきます。

一番最初のブランド階級でもざっくりと性能の位置づけは確認できますので、細かく見なくてOK!という方は簡単にそこだけ目を通しておきましょう。

モデル番号、サフィックスは大きく以下5つの項目によって分類されます。4桁の数字と末尾のアルファベットで特徴や性能を判断できるイメージですね。

  • ポートフォリオイヤー:
    千の位の数字は、プロセッサが何年のモデルであるかを示します。例えば、2023年なら「7」、2024年は「8」というようになります。
  • セグメント:
    百の位の数字は、性能を表します。「1」 ~ 「9」までの数字があり、大きいほど性能が高いことを示します。
  • アーキテクチャ:
    十の位の数字は、アーキテクチャを示します。「1」ならばZen 1/Zen+、「4」はZen 4というようになります。
  • フィーチャーアイソレーション:
    一の位の数字は、Zen 3とZen 3+のように、アーキテクチャの数字だけでは表現しきれない違いを示します。
  • フォームファクタ(TDP):
    末尾のアルファベットは、性能を表します。もう少し正確に言うと、TDPはThermal Design Powerの頭文字を取っており、CPUが発生させる最大熱量を表します。簡単に、熱量が高い = 性能が高いです。

具体的な例をあげて見ていきましょう。「AMD Ryzen 9 7950X」の場合はそれぞれの項目が以下のようになります。

カテゴリ
Brand Name:ブランド名Ryzen
Brand Tier:ブランド階級9
Portfolio Model Year:ポートフォリオイヤー7
Market Segment:セグメント9
Architecture:アーキテクチャ5
Feature Isolation:フィーチャーアイソレーション0
Form Factor / TDP:フォームファクタX

※”モデル番号”はポートフォリオイヤー、セグメント、アーキテクチャ、フィーチャーアイソレーションを合わせた数字、サフィックスはフォームファクタ、というわけですね。

ここからはそれぞれ細かく見ていきましょうか。

ブランド階級

ブランド階級はざっくりとだけまとめます。感覚的には以下でOKです。

数字位置付け例
3エントリー〜基本的な処理向け
5ミッドレンジ(バランス重視)
7ハイエンド(ゲーミングや編集向け)
9最上位(最高性能・重い作業向け)

この記事を読む人は、たくさんPCを使いたい!こだわって使いたい!という人が多いはずなので、「3」だと少し物足りないかも?しれないですね。ただ、正直ネットサーフィンくらいしかしません程度だったら「3」でも十分だと思います。

一方、ネットサーフィンだけじゃなく、簡単なソフトを使ったり、PCを触る機会が多い方は「5」が一番バランス良いかもしれません。「5」でも十分性能は高いです。

ゲームや編集をしたい方は「7」がいいですかね。こだわりたいならハイエンドにしたいところです。

「9」は正直・・・私的にはオーバースペックになりがちかなと思いました。超高性能なので、かなり重い作業をしたい方、相当特殊な使い方でがっつり使いたい方は「9」にしましょう。あとはとにかく高性能がいい!という方は「9」ですね。

さて、ブランド階級はこの程度にして、ここからは細かく見ていきましょう!

ポートフォリオイヤー

ポートフォリオイヤーは、AMD Ryzenシリーズが発売された年を示します。

Ryzen 〇 5〇〇〇〇:2021年発売

Ryzen 〇 6〇〇〇〇:2022年発売

Ryzen 〇 7〇〇〇〇:2023年発売

Ryzen 〇 8〇〇〇〇:2024年発売予定

Ryzen 〇 9〇〇〇〇:2025年発売予定

もちろん数字が大きい方が最新版ですので、性能は高いです。ただ、その分価格は高くなります。

セグメント

セグメントは、AMD Ryzenシリーズの性能を表します。

Intel Coreシリーズでいうところの、「i〇」の部分ですね。

百の位の数字は、正直そこまで見なくていいです。というのも、Ryzenの後ろ1桁(ブランド階級)でセグメントを判断できるからです。もう少し詳しく見ていきましょうか。

それぞれ百の位は以下のように対応しています。

1〇〇:Athlon Silver

2〇〇:Athlon Gold

3〇〇:Ryzen 3

4〇〇:Ryzen 3

5〇〇:Ryzen 5

6〇〇:Ryzen 5

7〇〇:Ryzen 7

8〇〇:Ryzen 7 / 9

9〇〇:Ryzen 9

伝わりましたかね??結局セグメントなんて、「ブランド階級」、Ryzen 3 or Ryzen 5 or Ryzen 7 or Ryzen 9で判断できるので、見なくても大丈夫じゃない??といったことです。

アーキテクチャ

アーキテクチャは、AMD Ryzenシリーズがどの世代の設計を採用しているかを表しています。もう少し詳細まで話すと、採用しているZenアーキテクチャの世代がいつかを表しているわけですね。具体的には以下の通りです。

1ZenまたはZen+

2Zen 2

3Zen 3またはZen 3+

4Zen 4

5Zen 5

こちらももちろん、数字が大きければ大きいほど性能が高いことを表しています。

フィーチャーアイソレーション

フィーチャーアイソレーションも、AMD Ryzenシリーズの性能を表しています。

現時点では以下2種類しかありません。

0一般的なパフォーマンスを示す

5高いパフォーマンスを示す

フォームファクタ(TDP)

フォームファクタ(TDP)も、AMD Ryzenシリーズの性能を表しています。先述の通り、TDPはThermal Design Powerの頭文字を取っており、CPUが発生させる最大熱量を表します。熱量が高いほど、性能が高いです。もちろんその分、冷却性能の高い装置が必要です。

e:9 W
低消費電力版、ファンレス(ファンを必要としない)デバイス用

C:15 ~ 28 W
Chromebook

U:15 ~ 28 W
低消費電力

H / HS:~ 35 W
ハイパフォーマンス

HX:55 W +
最高峰、超ハイパフォーマンス

G:65 W
GPU内蔵版、基本的にはGPUは別で用意するはずなので、わざわざGPU内蔵版を選ばなくてもOK

アルファベット無
通常版、一般的なもの??

デスクトップPC向けCPUの場合

本記事ではノートPCのCPUに焦点を当ててまとめましたが、せっかくなのでデスクトップ向けCPUの場合も簡単にまとめておきます。

ほとんどノートPCと変わりませんが、気になる方は軽く目を通してください。

数字や記号の構成について

構成はノートPC向けCPUと変わりません。

Ryzen [ブランド階級(数字1桁)] [モデル番号(数字4桁)] [サフィックス(記号)]

ブランド階級

ブランド階級はノートPC向けCPUと変わりません

モデル番号

ここが少し変わります。正直、ノートPC向けCPUほど細かく分かれていません。

構成としては、先頭の数字1桁と後に続く数字3桁で考えてもらえればOKです。

ざっくりとまとめると以下のようなイメージです。

先頭数字1桁世代主なアーキテクチャ
3000第3世代Zen 2
5000第4世代Zen 3
7000第5世代Zen 4
9000第6世代Zen 5

先頭数字1桁が世代ですね、数字が大きければ大きいほど性能が高いです。

一方、後に続く数字3桁は同世代の中での性能の違いを表しています

例えば、7000シリーズの中だと、7600 < 7700 < 7800 < 7900 < 7950のように性能が高くなっていくようなイメージです。

一般的に数字が大きいほど、「コア数が多い」、「キャッシュが多い」、「クロックが高い」と性能が高いということを表します。

サフィックス

サフィックスは色々特徴がありますね。

  • 基本・高性能系
サフィックス正式・一般的な意味主な特徴主な用途
無印Standard modelクロック・消費電力を抑えたバランス型一般用途・静音PC
XHigh performance model高クロック・高TDPゲーム・制作
XTEnhanced X(旧世代)Xよりわずかに高クロック旧世代ハイエンド
  • ゲーミング特化
サフィックス意味主な特徴主な用途
X3D3D V-Cache™ 搭載L3キャッシュ大容量、ゲーム性能特化ゲーミング最優先
  • 内蔵GPU(APU)系
サフィックス意味主な特徴主な用途
GGraphics(内蔵GPU搭載)Radeon Graphics内蔵、GPU不要事務・軽いゲーム
GELow power APUGの低消費電力版(OEM中心)小型PC・法人
  • 法人・省電力・特殊用途
サフィックス意味主な特徴備考
PROBusiness / Enterprise管理・セキュリティ機能強化法人・OEM向け
EEnergy Efficient(旧)低TDPモデル現行ではほぼ廃止
AFProcess refresh製造プロセス更新版特定旧モデルのみ

最後に

さて今回は、AMD RyzenシリーズCPUの数字や記号が表す意味についてまとめました。

以前まとめたIntel Coreシリーズの数字や記号の意味と合わせて、知っておいて損はないかと思います。

簡単にまとめも載せておきますのでよかったら。

★ブランド階級
ざっくりとしたCPU性能

★ポートフォリオイヤー
千の位の数字は、プロセッサのモデル・世代

★セグメント
百の位の数字は、性能

★アーキテクチャ
十の位の数字は、アーキテクチャ

★フィーチャーアイソレーション
一の位の数字は、アーキテクチャの数字だけでは表現しきれない違い

★フォームファクタ(TDP)
末尾のアルファベットは、性能

前回まとめた記事も読んでもらえると嬉しいです!

PC選び以外の記事も是非!

オススメのデスクトップPC – ガレリア(GALLERIA)

参考までに私がオススメするデスクトップPCもいくつか挙げておきます。

今回はガレリア(GALLERIA)のデスクトップPCしかピックアップしていません。最近だと様々な場面でピックアップされることも多くなり、最も有名なゲーミング用のデスクトップPCの1つといっても過言ではないですよね。

他にもオススメBTOメーカーはいくつかありますので、そのうち記事にまとめますね。

※若干ゲーミングPC寄りの選択になっていることはご了承ください。もちろんゲーミングだからといってゲームにしか使えないというわけではありませんのでご安心を。基本的にはゲームが安定してできれば他は何不自由なくできます。

GALLERIA RA7C-R46T SSD500GB搭載

「GALLERIA RA7C-R46T SSD500GB搭載」はハイエンドモデルの中でも真ん中あたりの性能を有するPCです。

ハイエンドと言われると一番すごいという印象を持たれるかもしれませんが、さらに上の超ハイエンドPCもありますので、手の届かないPCではないのかなと思います。手の届く範囲で性能が高いよ~くらいです(人にも寄りますけどね・・・)。

GALLERIA RA7C-R47 SSD500GB搭載

もう1つは「GALLERIA RA7C-R47 SSD500GB搭載」です。

先ほど紹介したものとは搭載しているGPUが異なります。先ほどのPCでも十分高負荷に耐えうる性能ではありますが、さらにさらに負荷のかかるゲームなどをプレイしたい場合は、少しお金をかけてGPUをアップグレードさせるのはありだと思います。

是非参考にしてもらえればと思います!

コメント

  1. 一生一緒にエヌビディア より:

    ここで紹介されている型番の見方は、2023年以降のモバイルプロセッサーのものなので、デスクトップ向けプロセッサーの型番を見るときには役に立たないと思います。
    たとえば明日(2024/8/8)発売のデスクトップ向けRyzenの「Ryzen5 9600X」は、この記事を参考にすると「2025年発売予定のアーキテクチャ不明CPU」となってしまいます。
    閲覧者の誤解を招くおそれがありますので、どこかにモバイルプロセッサー用と明記しておくか、デスクトップ向けの見方も併記しておくことをご検討ください。

    • ItaItsu より:

      一生一緒にエヌビディアさん
      コメントありがとうございます。
      おっしゃる通り、補足情報が不足しているため誤解を招きかねません。
      「ノートPC向け」ということをしっかりと明記した上で、
      これを機会に「デスクトップ向け」の見方も追記しておこうと思います!

      私たちの記事を丁寧に読んでいただいた結果のご指摘とても嬉しいです。
      他にも色々な記事をあげています是非ご覧ください!

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