はじめに
さて今回は、Difyの基本操作、ブロック、ツールについてまとめたいと思います。
基本操作は感覚的につかめるかと思いますが、一応念のため。
一番重要なのはブロックとツールですかね。
Difyはブロックやツールを組み合わせながらフローを組み立てていきます。
ブロックはデフォルトで備わっている基本処理になり、プログラミング経験者であればイメージしやすいものとなっているはずです。
一方ツールは、ブロックだけでは実行できない処理が色々用意されている便利道具みたいなものです。
こんなことしたいけど上手くブロックだけでは表現できないな~となったらツールが無いか調べてみてください。たくさんの便利ツールが盛りだくさんなので、やりたいことも簡単に実現できるはずです。もちろんツールを全部把握/理解することは難しいので、ざっくりとツールを調べれば何とかなりそう・・・というのだけ頭に入れておけばOKかと。
それでは早速見ていきましょう!!
基本操作
ハンドモード:画面移動

ハンドモードは画面の移動に使えます。
左クリックを押している間画面をつかみ、マウス操作で移動が可能です。
ポインターモード:ブロック一括選択等


ブロックの一括選択が可能です。
左クリックで枠を広げながら、選択したいブロック/ツールがある領域を囲むようなイメージです。
一括選択→削除などに利用するのが良いですね。
コメント:コメント追加

処理とは関係ないコメントを追加する機能です。
簡単な処理であれば直感的に理解できるかと思いますが、複雑になればなるほど、どんなことを実行しているのかメモしておくことで、後で振り返ったときに分かりやすくなりますよね。
ノード整理:ノードを綺麗に整列


ノード(各ブロックやツール等)がぐちゃぐちゃになっているとき、「ノード整理」ボタンを押下することで綺麗に整理されます。
ある程度フローが出来上がってきたら整理してあげると見やすくなりますね。
実行履歴:処理履歴の確認


過去処理した内容を確認できます。
ブロックごとに実行結果の追跡も可能なので、処理結果がイメージと異なる場合や渡された変数の内容を確認したい場合などに最適かと思います。
機能:画像アップロード

画像のアップロード機能が実装できるようになります。
ブロック

「ブロック」はそれぞれブロック右側のプラスマークを押下することで追加できます。もちろん右クリックから「ブロック」作成可能です。
プログラミング経験者であればパッと見でどのような機能、何ができるか理解できるかと思います。未経験者でも感覚的に理解しやすいのであまり心配しなくてもOKです。
ブロック | 概要 |
---|---|
LLM | LLMの利用 |
知識検索 | ナレッジからデータ検索・取得。画面上のナレッジタブからデータ登録 |
終了 | 処理の終了 |
エージェント | AIが状況に応じて適切なツール(LLM、HTTPリクエスト、コードブロックなど)を選択し、処理を実行 |
質問分類器 | 質問の分類条件を定義。入力からLLMが条件を自動判断して分類 |
IF/ELSE | 条件分岐 |
イテレーション | リストの反復処理 |
ループ | 繰り返し処理 |
コード実行 | Python、NodeJSコードを実行。カスタムで処理を作成。LLMがコード作成もサポート |
テンプレート | 出力のテンプレート(構成)を設定? |
テキスト抽出 | アップロードされたファイルからテキストを抽出 |
変数代入 | 変数の代入、上書き等 |
パラメータ抽出 | 内容から設定したパラメータをLLMが判断し抽出 |
HTTPリクエスト | API接続等のHTTPリクエスト処理 |
リスト処理 | フィルタ処理、ソート処理 |
ツール

ツールを利用したい場合は「ツール」タブから選択しましょう。

マーケットプレイスには様々なツールが存在します。利用したい「ツール」をインストールしましょう。
各ツールで何ができるか、どのように利用するかは要確認です。
分からない場合は、GPT君に聞きましょう。適当なツールを教えてくれるはずです。
最後に
さて今回は、Difyの基本操作、ブロック、ツールについてまとめました。
操作方法は感覚的に分かる部分が多いかと思いますが、ブロックやツールは知っていれば知っているほど幅が広がるかと思います。
まぁ、分からなくても、こんなことできそうだな~で調べてみると意外とツールがあったりするので、是非マーケットプレイスは要チェックです。
前回はDifyの基礎知識と初期設定手順をまとめています。
Dify以外の勉強記事も是非。



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