※ 本記事では、基本情報技術者試験の対策として私が勉強したことを備忘録的にまとめておきたいと思います。
少しでも参考になれば嬉しいです。
はじめに
さて今回は、基本情報技術者試験対策として、CISCとRISCの基本原理と違いについてまとめたいと思います。
我々が使っているデジタルワールドの裏側には、驚くべき計算機アーキテクチャが存在します。
その中でも、CISC(Complex Instruction Set Computer)とRISC(Reduced Instruction Set Computer)という2つのアーキテクチャは、プロセッサの設計における根本的な選択を提示しています。
CISCは多機能性を追求し、高度な命令を持つ一方、RISCはシンプルな命令セットと高速な実行を追求します。
どちらが選ばれるべきなのでしょうか?この魅力的なディレンマに迫り、各アーキテクチャの基本原理・メリットとデメリットを探求してみましょう。
ちなみに私はこの参考書を使って勉強してました。
漫画形式で読みやすく、分かりやすい内容になっているため、無理なく学習を進められると思います。
過去問を解きまくり、不明点があれば参考書で知識を補う、このサイクルで試験対策するのが私のオススメです!
最新版はこちらです。
少し内容が異なる部分もあるかもしれませんが、大まかには変わらないはずですので、安心して下さい。
CISCとRISCの基本概要と違い
CISCの基本概要

CISC(Complex Instruction Set Computer)は、プロセッサが多機能で複雑な命令セットを持つアーキテクチャです。
CISCプロセッサは、1つの命令で複数のタスクを処理できるため、プログラマーが少ない命令で複雑な操作を行うことが可能です。これにより、高度な命令の実行が容易で、プログラムの短縮化や効率的なコーディングが可能となります。
ただし、命令の長さや実行速度はバラバラになってしまいます。まぁ複雑なんでね・・・
ちなみに、マイクロプログラムを内部に記憶させることで、多機能で複雑な命令実行を実現しているようです。回路そのものは単純なんですがね。
- 多機能性の宝庫:
CISCは多種多様な命令を持っており、1つの命令で複数のタスクをこなすことができます。これにより、プログラマーは少ないコード行で高度な操作を実現できるため、開発効率が向上します。
- 高度な命令:
CISCプロセッサは、数学的な計算から文字列処理まで、さまざまな操作をサポートします。これにより、プログラムの柔軟性が増し、幅広いアプリケーションに適用できます。
- 複雑な回路:
CISCプロセッサは高度な命令を持つため、内部の回路も複雑です。これにより、プロセッサの設計や製造は一般的に綿密な計画とリソースを要します。
- 利点と注意点のバランス:
CISCの利点は高度な機能と柔軟性にありますが、複雑な命令が実行速度の低下をもたらすこともあります。プロセッサの性能とデザインのバランスを取る必要があります。
RISCの基本概要
