システム障害対策、デュアルシステムとデュプレックスシステムの違いを覚えよう!【備忘録-基本情報技術者試験対策 #7】

基本情報技術者試験

※ 本記事では、基本情報技術者試験の対策として私が勉強したことを備忘録的にまとめておきたいと思います。
少しでも参考になれば嬉しいです。

はじめに

さて今回は、デュアルシステムとデュプレックスシステムの違いについてまとめたいと思います。

システム障害からの保護は、ビジネスの成否や個人のストレスレベルに大きな影響を与えます。デュアルシステムとデュプレックスシステムは、そのリスクを軽減し、安定性と信頼性を提供するための強力なツールです。

この記事を通じて、どのようにこれらのシステムを導入し、あなたのビジネスや生活をより安心できるものにするかを探求しましょう。システムの安定性を確保し、未来に備えましょう。

ちなみに前回もシステムの冗長構成についてまとめましたが、こちらとはまた異なった方法でシステムが止まらないような構成がされています。是非前回の記事も読んでみてくださいね!

兎にも角にも、それほど企業において、システムを止めないことが重要というわけです。

ポイントをおさえてしっかりと覚えましょう!

ちなみに私はこの参考書を使って勉強してました。

漫画形式で読みやすく、分かりやすい内容になっているため、無理なく学習を進められると思います。

過去問を解きまくり、不明点があれば参考書で知識を補う、このサイクルで試験対策するのが私のオススメです!

最新版はこちらです。

少し内容が異なる部分もあるかもしれませんが、大まかには変わらないはずですので、安心して下さい。

デュアルシステム

デュアルシステムとは、2つのシステムを用意し、それらを常時稼働させ、全く同じ処理をさせるシステム構成です。

2つのシステムが同じ処理を行い、それぞれがお互いの出力結果を常時比較することで、異常がないかを監視します。

デュアルシステムを適用すれば、仮に片方のシステムが障害により使えなくなっても、もう片方で問題なくシステムを稼働し続けられます。

どうでしょうか??デュアルシステムとは何か分かりましたかね??このような手法で、システムの冗長性向上に努めているわけです。

また、単に冗長性が向上!オッケーというだけのものでもありません。全く同じものを用意できているわけで、即応性も向上できていることにつながります。障害が発生しても、もう片方が補えますからね。

さらにさらに、全く同じ = バックアップとしても使えますよね??そんな感じでデュアルシステムは様々なメリットがあるわけです。

ただし、もちろんデメリットも存在します。それは、全く同じシステムを常時稼働させるため、お金がかかるという点です。こればっかりは仕方ない気もしますが、どこまで堅牢なシステムにする必要があるかどうかで、しっかりと検討してあげる必要があるというわけですね。

デュプレックスシステム

実はデュプレックスシステムも、2つのシステムを用意して稼働させるようなシステム構成です。

ただしデュプレックスシステムは、2つのシステムに全く同じ処理をさせるわけではありません。

あくまでも片方はサブとして、待機させておくようなイメージです。

そしてデュプレックスシステムには、待機方法として「ホットスタンバイ」と「コールドスタンバイ」という2つの構成が存在します。

ホットスタンバイ

ホットスタンバイとは、サブ側のシステムを電源オンの状態で待機させておくような構成です。

メイン側に異常がないときは、リアルタイム性の求められないバッチ処理など、あくまでもサブとして稼働しています。

しかしメイン側に障害が発生した場合、サブ側は自分の処理を一時中断し、メイン側の処理を引き継ぎます。

電源オンの状態で待機しているため、すぐに切り替えができるのが特徴ですね。

コールドスタンバイ

コールドスタンバイとは、サブ側のシステムを電源オフの状態で待機させておくような構成です。

まさしく、「ホット」と「コールド」で対を成しているようなイメージですね。「ホット」=「電源オン」、「コールド」=「電源オフ」です。

ホットスタンバイのように電源オンの状態で待機しているわけではないため、異常が発生した際の切り替え作業に時間がかかりますが、普段は稼働させない分コストを安く抑えることができます。

これだけは覚えよう!

さて今回は、デュアルシステムとデュプレックスシステムの違いについてまとめました。

どちらもシステムを2重構成で用意させるため、混同しがちですよね。

簡単なイメージとして、デュアルは全く同じものを、デュプレックスは片方待機、これだけは頭に入れておきましょう!

以下にポイントをまとめていますので、テスト対策としては最悪これだけでも覚えておけば大丈夫だと思います。

★デュアルシステム
2つシステムを用意し全く同じ処理をさせる

★デュプレックスシステム
2つシステムを用意するが片方は待機

■ホットスタンバイ
電源オンの状態で待機
■コールドスタンバイ
電源オフの状態で待機

「デュアル」と「デュプレックス」、どちらも「2重の」という意味を持っているため、言葉だけではイメージしきるのが難しいですよね。

ポイントをしっかりおさえて、試験合格目指しましょう!

以前まとめた記事も読んでもらえると嬉しいです!

基本情報以外の勉強記事も是非!

オススメ参考書 & Udemy講座

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