メール関連のプロトコル、SMTPとPOP3の違いを覚えよう!【備忘録-基本情報技術者試験対策 #10】

基本情報技術者試験

※2024/5/5更新

※ 本記事では、基本情報技術者試験の対策として私が勉強したことを備忘録的にまとめておきたいと思います。
少しでも参考になれば嬉しいです。

はじめに

さて今回は、メールの送受信で用いられるプロトコルについてまとめます。

試験でよく問われるメール関連のプロトコルには、「SMTP」と「POP3」があります。

電子メールは現代のコミュニケーションにおいて不可欠なツールとなりましたが、「SMTP」と「POP3」という言葉は、多くの人にとって聞き慣れないものかもしれません。しかし、これらのプロトコルは、私たちがメールを送信し、受信する際に重要な役割を果たしています。

どっちが送信??でどっちが受信??と混同してしまうと思うので、これを機会に覚えましょう。

ちなみに私はこの参考書を使って勉強してました。

漫画形式で読みやすく、分かりやすい内容になっているため、無理なく学習を進められると思います。

過去問を解きまくり、不明点があれば参考書で知識を補う、このサイクルで試験対策するのが私のオススメです!

最新版はこちらです。

少し内容が異なる部分もあるかもしれませんが、大まかには変わらないはずですので、安心して下さい。

SMTP

SMTPは、電子メールを送信するためのプロトコルで、インターネット上でメールを送信するためのルールや手順を定義しています。メールクライアントからメールサーバーに対してメールを送信する際に使用されます。

ちなみにSMTPは、Simple Mail Transfer Protocolの頭文字を取っています。

直訳すると、「簡単にメールを送るプロトコル」・・・文字通り、メールを送信するためのプロトコルというわけですね。

ちなみに、メールの転送もSMTPが用いられるそうです。

兎にも角にも、メールを送るときはSMTPですね。

  • メール送信の基本ルール:
    SMTPは、メール送信の基本的なルールを規定しています。これには、メールの送信元・宛先の指定、メールデータの転送、エラーメッセージの取り扱いなどが含まれます。
  • ポート番号:
    SMTPは通常、TCPポート25を使用します。このポートは、SMTPサーバーがクライアントからの接続を待ち受け、メールを転送するために使用されます。
  • セキュリティ:
    近年、SMTP over TLS(Transport Layer Security)やSTARTTLSなどのセキュアなバージョンも利用されており、メールの送信を暗号化するために使用されます。これにより、メールの内容が安全に送信されます。
  • エラーメッセージ:
    SMTPは、メール送信中にエラーが発生した場合にエラーコードとメッセージを生成し、エラーの原因を特定できるようにします。これは問題のトラブルシューティングに役立ちます。
  • メールの中継:
    SMTPは、メールを送信元から送信先へ中継するためにも使用されます。メールサーバー間でメールが転送される際にSMTPプロトコルが活用されます。

POP3

POP3は、電子メールを受信するためのプロトコルの一つです。具体的には、メールクライアント(例:電子メールアプリケーション)がメールサーバーからメールを取得するために使用されます。

ちなみにPOP3は、Post Office Protocol 3の頭文字を取っています。

こちらは直訳すると、「郵便局プロトコル」です。

「郵便局」ならメールを送ることも、受け取ることもできるじゃん!と思うかもしれません。気持ちは分かります・・・

ひとまずSMTPと反対の意味で捉えておきましょう。

SMTPが送信なので、POP3はメールを受信するためのプロトコルです。

  • メール受信のプロトコル:
    POP3は、メールの受信プロトコルとして機能します。これは、メールを送信するのではなく、受信するためのものです。メールサーバー上にある新着メールをメールクライアントにダウンロードします。
  • メールの取得と削除:
    メールクライアントがPOP3を使用してメールを取得すると、サーバー上のメールは通常削除されます。つまり、一度受信したメールはサーバー上から消えます。この動作は、メールをクライアント側にダウンロードして保存することを意味します。
  • オフラインでの閲覧:
    POP3を使用すると、ダウンロードしたメールはオフラインでも閲覧可能です。つまり、インターネット接続がない場所でもメールを読むことができます。
  • 限定的な同期:
    POP3は、メールをサーバーと同期させる機能が限定的です。メールサーバー上でのフォルダや既読マークの同期は難しい場合があります。

ちなみに、POP3:Post Office Protocol “3”とかいうくらいなので、POP”1″POP”2″もあるのかと思って調べてみたら、やはりありました。

★POP1:Post Office Protocol 1

「POP1」は電子メールの受信に使用された初期のプロトコルの一つです。
このバージョンでは、メールをサーバーから受信し、クライアントデバイスにダウンロードすると同時に、サーバー上から削除されました。
メールの管理が限られており、基本的なメール受信機能のみを提供しました。

★POP2:Post Office Protocol 2

「POP2」は「POP1」の改良版で、より効率的なメール受信を実現しました。
このバージョンでは、メールを受信後もサーバー上にコピーを保持するオプションが追加され、メールの管理が柔軟になりました。
しかし、セキュリティ機能が不十分で、安全性に課題がありました。

SMTPとPOP3の違い

SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)とPOP3(Post Office Protocol 3)は、電子メールの送信と受信に使用されるプロトコルですが、その他にも役割や動作においていくつかの重要な違いがあります。

用途

  • SMTP
    メールクライアントからメールサーバーにメールを送信するためのプロトコルです。つまり、メールの送信に使用されます。
  • POP3
    メールサーバーからメールクライアントにメールを受信するためのプロトコルです。これは、メールの受信に使用されます。

動作

  • SMTP
    メールを送信するときに使用され、送信したメールはサーバー上に保存されます。
  • POP3
    メールを受信するときに使用され、受信したメールはクライアントデバイスにダウンロードされ、通常はサーバー上から削除されます。

同期

  • SMTP
    通常、送信されたメールをサーバー上に保存し、複数のデバイスで同期が可能です。
  • POP3
    メールをダウンロードしてクライアントデバイスに保存し、サーバー上から削除するため、同期が制限されます。

関連性

  • SMTP
    メール送信に関連しており、他のプロトコル(例:POP3やIMAP)と組み合わせて使用されます。
  • POP3
    メール受信に関連しており、メールの受信専用です。通常、メール送信にはSMTPを使用します。

これだけは覚えよう!

さて今回は、SMTPとPOP3についてまとめました。

英語でイメージするとやはり分かりやすいですね。「Simple Mail Transfer:簡単にメールを送る」と「Post Office:郵便局」は頭の片隅にでも置いておきましょう。

★SMTP
メールの送信

★POP3
メールの受信

しっかり対策して試験合格を目指しましょう!

前回まとめた記事も読んでもらえると嬉しいです!

基本情報以外の勉強記事も是非!

オススメ参考書 & Udemy講座

過去問編

兎にも角にも過去問を解かないことには始まりません。解いて解いて解きまくりましょう!

特に以下の参考書は問題数が多いのでオススメです。

この1冊だけ買って、とりあえず1周すれば合格がかなり近くなると思います!

科目A+B両方合わせて4セット収録されてるとかヤバすぎます・・・

知識網羅編

以下は知識網羅編として、講義系の参考書、動画をピックアップしています。

1からしっかりと学習し、知識を身に着けたい方はとてもオススメです。

過去問を解きまくり、不明点を参考書で補う。これが最高の勉強サイクルです~

私が勉強する際に使用していたオススメ参考書は以下です。

上記シリーズの最新版は以下です。(内容はそこまで変わらないはずですが・・・)

私がぜひオススメしたい、Udemyの講座もいくつかピックアップしておきます。

誰かに解説してもらった方が分かりやすい場合もありますからね~

画像でもボタンでも、どちらを押下しても講座へ飛べるようにしてありますので是非!

コメント

タイトルとURLをコピーしました