※ 本記事では、基本情報技術者試験の対策として私が勉強したことを備忘録的にまとめておきたいと思います。
少しでも参考になれば嬉しいです。
はじめに
さて今回は、基本情報技術者試験でよく問われる、様々なフォールトトレラントシステムについてまとめます。
フォールトトレラントとは、「耐障害性」という意味です。
(fault:「障害」・「欠陥」、tolerant:「耐性のある」ですね。)
要は、「システムに何か障害が発生した際、対処するための仕組み」ということです。
さて、どのような仕組みがあるのでしょうか。
ちなみに私はこの参考書を使って勉強してました。
漫画形式で読みやすく、分かりやすい内容になっているため、無理なく学習を進められると思います。
過去問を解きまくり、不明点があれば参考書で知識を補う、このサイクルで試験対策するのが私のオススメです!
フェールセーフ・フェールソフト・フールプルーフ
ではさっそく、見ていきましょう。
フェールセーフ
フェールセーフとは、システムに障害や異常が発生した際、人命を最優先に考え、危険にさらさないようシステムを常に安全側に動作させる仕組み・機能のことです。
(fail:「失敗する」・「機能しなくなる」、safe:「安全」)
代表的な例には「信号機」があります。
信号機は故障や異常が発生した際、赤点滅や黄点滅、またはを赤や黄を点灯させることで、事故が起こらないように制御されています。
その他にも、倒れると自動的に火が消えるストーブや、ある一定の速度を超えるとブレーキがかかるエレベーター等、世の中には人命を守るためのフェールセーフ機能が様々なシステムに備え付けれらています。
フェールソフト
フェールソフトとは、システムが故障しても、全体の機能がストップしないよう継続させる仕組みのことです。
バックアップを使ったり、故障部分を切り離したりすることで、多少機能を低下させてでも、システムが完全には停止しないようにします。
(fail:「失敗する」・「機能しなくなる」、soft:「柔らかい」)
代表的な例は「飛行機のエンジン」です。
飛行機は左右に大きなジェットエンジンがついていますが、実は片方のエンジンが停止しても、落下せずに飛行し続けられるような仕組みになっています。
故障しても止まらずに、システムを継続させることが必要とされるような場合に備え付けられる機能ですね。
フールプルーフ
フールプルーフとは、使用者が間違った使い方や意図しない使い方をしても、異常が発生しないよう、もしくはそもそも動作しないようにする仕組みです。
(fool:「バカ」・「愚か者」、proof:「耐えられる」・「負けない」)
英語の意味的に、「バカが使っても大丈夫なようにする」ということですね。
代表的な例は「電子レンジ」です。
扉を閉めないと電子レンジは動きませんよね。開けたまま使うと危ないからです。扉を閉めないで使おうとする「fool:バカ」がいても、動作せずに、安全が担保される仕組みになっています。
他にも、電池ボックスがプラスマイナス逆だと入らないなど、間違った使い方をしても大丈夫なよう、設計がされてるものが様々あります。
最後にまとめ・・・これだけは覚えよう!
さて、今回は様々なフォールトトレラントシステムについてまとめました。
やはり英語の意味と紐づけると覚えやすいですね。(個人的には、フールプルーフが直訳すぎてお気に入りです・・・)
- フェールセーフ:異常が起きても安全に
- フェールソフト:異常が起きても継続
- フールプルーフ:バカが使っても大丈夫なように
皆さんもしっかり対策して、試験合格を目指しましょう!
以前まとめた記事も読んでもらえると嬉しいです!
基本情報以外の勉強記事も是非!
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