少しでも参考になれば嬉しいです。
はじめに
本記事では、基本情報技術者試験でよく問われる、スループットとスプーリングについてまとめます。ただしタイトルにもある通り、基本的には「スプーリングはスループットを向上させる。」のワンフレーズだけ覚えておけば問題ありません。
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ちなみに私はこの参考書を使って勉強してました。
漫画形式で読みやすく、分かりやすい内容になっているため、無理なく学習を進められると思います。
過去問を解きまくり、不明点があれば参考書で知識を補う、このサイクルで試験対策するのが私のオススメです!
スループットとスプーリングって何??
スループット
スループットとは、システムの性能を表す指標のひとつであり、単位時間当たりに処理される仕事の量で表されます。しかし、「仕事の量」と言っても、少しあいまいでイメージしにくいですよね。
例えば、「何か物を作る」システムだった場合、1秒間で作れる物の個数がスループットになります。
その他にも、データ処理のシステムなら、1秒間に何件の処理をこなせるかなど、 とにかく「1秒間でどんだけお仕事できるの」がスループットになります。
スプーリング
スプーリングとは、処理速度に差がある装置同士でやり取りさせ、処理を行うシステムがある際、 補助記憶装置を間に挟むことで、処理速度の速い装置の待ち時間を短くする仕組みのことです。例えば、処理速度の速いCPU(A)が、処理速度の遅い装置(B)に処理を送る場合を考えてください。
AはどんどんBに処理命令を送りますが、Bは処理が遅いので、 AはBの処理が終わるまで待機していないといけません。
これだとせっかく処理速度の速いAがほとんど待機していてもったいないですよね。
そこで、間に補助記憶装置(C)を挟みます。
AはCにどんどん処理を送ります。そして、Bは自分のペースでCから処理を受け取ります。
処理速度が向上する、すなわち単位時間当たりに実行できる仕事量が増える。これこそが「スプーリングはスループットを向上させる。」です。
これだけは覚えよう!
最後にまとめです。結局、これだけは覚えておけば大丈夫だと思います。
Point
- スループット:単位時間当たりに実行できる仕事量(仕事量/秒)
- スプーリング:
処理速度の違う装置間に補助記憶装置を挟み、処理速度を向上させる手法
「スプーリングはスループットを向上させる。」
しっかり対策をして、試験合格目指しましょう!
以前まとめた記事も読んでもらえると嬉しいです!
Point
- スループット:単位時間当たりに実行できる仕事量(仕事量/秒)
- スプーリング: 処理速度の違う装置間に補助記憶装置を挟み、処理速度を向上させる手法
「スプーリングはスループットを向上させる。」
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