※2024/5/5更新
※ 本記事では、基本情報技術者試験の対策として私が勉強したことを備忘録的にまとめておきたいと思います。
少しでも参考になれば嬉しいです。
はじめに
さて今回は、基本情報技術者試験でよく問われる、「RAID」とは何かについてまとめたいと思います。
「RAID」は種類が多いため、暗記するのが難しそう・・・と抵抗を持っていませんか??
(私は抵抗だらけでした・・・)
ただよーく見てみると、それぞれ特徴的なキーワードがあります。
それらと関連付けて覚えるようにすれば簡単です。
ちなみに私はこの参考書を使って勉強してました。
漫画形式で読みやすく、分かりやすい内容になっているため、無理なく学習を進められると思います。
過去問を解きまくり、不明点があれば参考書で知識を補う、このサイクルで試験対策するのが私のオススメです!
最新版はこちらです。
少し内容が異なる部分もあるかもしれませんが、大まかには変わらないはずですので、安心して下さい。
RAIDって何??
RAID(Redundant Array of Independent Disks)とは、複数のHDDを組み合わせることで、論理的に1つのHDDとみなして運用する技術のことであり、データセンターやサーバーなど、重要なシステムで広く使用されています。
適切なRAIDレベルの選択と正しい構成を取ることで、HDDの信頼性や速度を飛躍的に向上させることができます。
※おまけ
せっかくなのでHDDとは何かについても載せておきますね。こちらも基本情報の試験で問われますのでしっかりと覚えておくようにしましょう!
SSDについてもまとめていますので是非!!
また、少し関係ないですが、基本情報とは別で、ストレージに関する記事もまとめています。Coffee Break的に読んでもらえると嬉しいです!
データの保護と安定したシステム運用に欠かせない技術であることがよく分かりましたかね??
さて、そんなRAIDには様々な種類があります。
今回は基本情報でよく問われる、RAID0 ~ RAID5にポイントを絞って特徴をまとめていきます。
さっそく見ていきましょう!
各RAIDの特徴
RAID0
2台以上のHDDに対し、データを分散させて書き込む方法です。
このような書き込みの方法をストライピングと呼びます。
(「ストライプ」ですので、縞々の模様をイメージしていただければOKです。分割されているような印象を得られますよね??)
要は、分散させて保存(ストライピング)することで速度を向上させることができる一方、1台でもHDDが故障するとその中に保存されいるデータは失われてしまう可能性があるということです。
これらがRAID0の特徴ですね。
RAID1
2台以上のHDDに対し、全て同じデータを書き込む方法です。
このような書き込みの方法をミラーリングと呼びます。
(「ミラー」ですので、鏡をイメージしてもらえればOKです。鏡に映るような感じで、全く同じものが複製されるような印象を得られますよね??)
これらがRAID1の特徴です。
要は、RAID0と全く真逆なイメージです。速度のRAID0、冗長性のRAID1といった感じでしょうか??
それぞれ用途に合わせて、使い分けが重要ということですね。
RAID2
RAID2はRAID0と同様、データの書き込みにストライピングを用います。
RAID0との大きな違いは、HDDが故障した際でもデータの復元が行える点です。
(RAID0はデータの復元が難しかったですよね??)
ハミングと呼ばれる誤り訂正符号をデータとは別のHDDに保存しておき、故障の際はこのハミングを用いてデータを復元します。
これらがRAID2の特徴です。
要は、データの復元ができるRAID0というようなイメージです。
RAID3
内容はRAID2とほとんど同じだと考えて大丈夫だと思います。(試験に合格するだけなら・・・)
異なる点は、パリティと呼ばれる誤り訂正符号を保存しておく点です。故障の際にこのパリティを用いてデータの復元をします。
これらがRAID3の特徴です。
RAID4
内容はRAID3とほとんど同じだと考えて大丈夫だと思います。(試験に合格するだけなら・・・)
異なる点は、RAID3がビット単位でデータを保存するのに対し、RAID4はブロック単位でデータを保存する点です。
これらがRAID4の特徴です。
RAID5
内容はRAID4とほとんど同じだと考えて大丈夫だと思います。(試験に合格するだけなら・・・)
異なる点は、パリティを分散させて保存しておく点です。ブロック単位で分けられる、って点はRAID4と一緒なんですけどね。
RAID2 ~ RAID4は誤り訂正符号を保存するHDDを固定させていますが、RAID5はパリティの保存先を固定せずにデータと同様の保存場所などに分散させておきます。
これにより、HDDが故障した際に誤り訂正符号が保存されているHDDへのアクセスを集中させることなく、データの復元が可能になります。
メリット・デメリットもまとめていきますが、ほとんどRAID2 ~ RAID4と同じようなイメージです。ただ、RAID5は重要なのでしっかりまとめますね。
これらがRAID5の特徴です。
データの冗長性と信頼性、パフォーマンス、容量効率、コスト効率といった面で優れた特徴を持っており、とてもバランスの取れたRAIDレベルというわけです。
以上がRAID0 ~ RAID5の特徴になります。
本記事ではRAID5までしかまとめていませんが、実際はRAID6など他にもあるようです。
気になる方は調べてみてください。いろいろな技術があって面白かったです。
これだけは覚えておこう!
さて今回は、「RAID」とは何かについてまとめました。
正直、基本情報技術者試験の過去問を解いて・・・
とりあえずRAID0、RAID1、RAID5だけ覚えておけば何とかなりそう!
と感じました。
特徴的なキーワードをまとめていますので、是非参考にして下さい。
- 「ストライピング」のワードだけ出てきたらRAID0
- 「ミラーリング」のワードが出てきたら確実にRAID1
- 「ストライピング」の他に、「パリティを分散して保存」などが問題文で書かれていればRAID5
ただし注意していただきたいのは、あくまでも試験に合格するためだけのPointという点です。
しっかりと知識を付け、目指せ試験合格!です・・・
基本情報以外の勉強記事も是非!
オススメ参考書 & Udemy講座
過去問編
兎にも角にも過去問を解かないことには始まりません。解いて解いて解きまくりましょう!
特に以下の参考書は問題数が多いのでオススメです。
この1冊だけ買って、とりあえず1周すれば合格がかなり近くなると思います!
科目A+B両方合わせて4セット収録されてるとかヤバすぎます・・・
知識網羅編
以下は知識網羅編として、講義系の参考書、動画をピックアップしています。
1からしっかりと学習し、知識を身に着けたい方はとてもオススメです。
過去問を解きまくり、不明点を参考書で補う。これが最高の勉強サイクルです~
私が勉強する際に使用していたオススメ参考書は以下です。
上記シリーズの最新版は以下です。(内容はそこまで変わらないはずですが・・・)
私がぜひオススメしたい、Udemyの講座もいくつかピックアップしておきます。
誰かに解説してもらった方が分かりやすい場合もありますからね~
画像でもボタンでも、どちらを押下しても講座へ飛べるようにしてありますので是非!
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