【PL-900】Power Automateのフロー3種を理解しよう!(勉強ログ#6)

PL900

※本記事はPL-900の資格試験対策用に私が勉強した内容を備忘録として残したものです。想定問題を解いていて重要だ、ここは忘れそうだと感じた部分をまとめています。網羅的な解説記事ではありませんのでご容赦ください。

はじめに

さて今回は、PL-900(Microsoft Certified:Power Platform Fundamentals)の資格試験対策として、Power Automate のフローについてまとめたいと思います。

資格試験に受かることだけを目標に、ポイントだけ抑えた記事となっていますので、詳しく知りたい方はMicrosoftの公式HPでしっかり学習してください。

それでは見ていきましょ~。

オススメ試験対策

オススメのUdemy講座やサイトも載せておきますね。

ひとまず網羅的に勉強し、後は過去問を解きまくりましょう!!

Microsoft Learn

Udemy

Power Automate のフロー種類と用途

Power Automate では自動化ニーズに応じてクラウドフロー、デスクトップフロー、ビジネスプロセスフローの種類があります。それぞれの特徴は次の通りです。かなり試験で問われるのでしっかりと頭に入れておいてください。

クラウドフロー

クラウド上で実行されるフローで、大きくは以下に分類されます。

  • 特定のイベント発生時に自動で動く「自動フロー」
  • ボタン押下で手動実行する「インスタントフロー」​
  • スケジュール指定で定期実行する「スケジュールフロー」

“インスタント”は”即座に”ですね。インスタントラーメンです。

API経由でサービス間連携し、例えば「特定のメール受信をトリガーにTeams通知と承認プロセスを自動実行」などが可能です。

クラウドサービスのコネクタを通じてデータ連携し、ユーザーの操作を介さずバックエンドで処理します​。

デスクトップフロー

PC上の繰り返し作業を自動化するRPA(Robotic Process Automation)フローです。

​Power Automate Desktopを用いて構築し、WebやデスクトップアプリのUIを自動操作します。

古いシステムでAPIが無い場合でも、画面上のクリックや入力を人間の代わりに実行可能​なのが特徴ですね。

例えば「受領したPDFからデータを読み取って社内システムに入力する」ような、人手のPC操作をそのまま自動化するようなイメージです。

人の手が加わるような、PC上の処理はデスクトップフローを使うと覚えておきましょう!!

ビジネスプロセスフロー

モデル駆動型アプリ内で利用されるフローで、ユーザーを特定の業務プロセスのステップ順に案内します

​画面上部にステージが表示され、ユーザーは順番に必要項目を入力・完了させていくイメージです。

例えば営業案件の進捗管理で、「見込み → 評価 → 提案 → 契約」のように段階を踏ませることで、組織全体で一貫したプロセス遵守とデータ入力を促します。

ビジネスプロセスフローはユーザーの画面操作をガイドするものであり、自動で他システムと連携する処理ではないので要注意です。

Power Automate のリスク軽減とエラー処理

Power Automate を利用する際、業務プロセスの自動化による効率化と同時に、フロー実行時のエラーや不測の事態による業務停止のリスクが存在します。リスク軽減とエラー処理を適切に実装することで、フローの信頼性を向上させ、業務プロセスへの影響を最小限に抑えることが可能です。

項目概要
設計段階でのリスク評価業務プロセスや利用するコネクタ、データソースごとに潜在リスクを洗い出す。
フローの複雑さ、依存関係、接続先の信頼性などを評価し、適切なエラーハンドリングの設計計画を立てる。
再試行ポリシーの設定一時的なネットワーク障害やサービスの一時不具合に対して、各アクションで自動再試行を設定
再試行回数や間隔を適切に調整することで、一時的なエラーを自動的に解消し、フロー全体の中断を防止する。
Scope アクションの活用複数のアクションをまとめ、まとめたグループ全体でエラー処理を行う。
エラーが発生した場合、後続のアクションで「Configure run after」を使ってエラーハンドリング処理(通知やログ出力、フロー終了など)を実行することで、個々のアクションのエラーを一元管理する。
Configure run after の設定各アクションの実行条件を「成功」「失敗」「タイムアウト」「スキップ」などに基づいて設定し、エラー発生時に適切な分岐処理を実施
これにより、エラーが発生した場合でも次の処理(エラー通知、ログ記録、またはフローの終了など)を自動的に実行できるようにする。
Terminate アクションの利用フロー全体を明示的に終了させるために使用
エラーが発生した際に、フローを特定の状態(Failure、Cancelled、Succeeded など)で終了し、業務プロセスに悪影響を及ぼさないようにする。
ログ記録と通知エラー発生時に、エラーメッセージや詳細情報をログに記録し、管理者や担当者に通知する仕組みを実装。
これにより、問題発生時に迅速なトラブルシュートが可能となり、後続の改善策を講じるための情報を提供。
ガバナンスとモニタリングPower Platform 管理センターCoE ツールキットを活用して、フローの利用状況、エラー発生状況、パフォーマンスを監視
定期的なレビューと改善活動を実施し、全体の運用リスクを低減する。

PL-900合格体験記

私がPL-900に合格した際の体験記についてもまとめています。勉強の仕方や感じた難易度等、参考になれば嬉しいです!

最後に

さて今回は、PL-900(Microsoft Certified:Power Platform Fundamentals)の資格試験対策として、Power Automate のフローについてまとめました。

あくまでも私の備忘録ですが、このメモが皆さんのお役に立てればとても嬉しいです!是非この記事を読んで資格に合格できた!!等あれば励みになりますのでコメントください~。

前回まとめた記事はこちらです。

本ブログでは、PL-900以外の勉強記事もあげていますのでそちらも是非!!

コメント

タイトルとURLをコピーしました