※本記事はPL-900の資格試験対策用に私が勉強した内容を備忘録として残したものです。想定問題を解いていて重要だ、ここは忘れそうだと感じた部分をまとめています。網羅的な解説記事ではありませんのでご容赦ください。
はじめに
さて今回は、PL-900(Microsoft Certified:Power Platform Fundamentals)の資格試験対策として、レポート・フォーム・ダッシュボードの違いについてまとめたいと思います。
資格試験に受かることだけを目標に、ポイントだけ抑えた記事となっていますので、詳しく知りたい方はMicrosoftの公式HPでしっかり学習してください。
それでは見ていきましょ~。
オススメ試験対策
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ひとまず網羅的に勉強し、後は過去問を解きまくりましょう!!
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レポートとフォームの違い
レポートは、複数のデータを統合して視覚的に表示し、分析や意思決定を支援するためのツールです。Power BI Desktop や Power BI サービスを利用して、詳細なデータ解析やインタラクティブなダッシュボード作成を行います。
フォームは、個々のレコードに対してデータの入力、表示、編集を行うためのユーザーインターフェースであり、キャンバスアプリ、モデル駆動型アプリ、Power Pages などで利用されます。業務プロセスに沿ったデータ管理やユーザー操作の効率化を実現します。
項目 | レポート | フォーム |
---|---|---|
目的・用途 | データの分析・可視化: 複数のデータソースから集約した情報を、グラフ、チャート、マップなどの視覚的要素で表示し、全体像や傾向を把握するために利用。 意思決定の支援: インタラクティブなダッシュボードや詳細なレポートを通じて、ビジネスインサイトを提供し、意思決定をサポート。 | データの入力・表示・編集: 単一のレコード(または複数のレコード)に対して、ユーザーが情報を入力・更新するためのインターフェース。 業務プロセスの実行: モデル駆動型アプリやキャンバスアプリ、Power Pages などで、データベースのテーブル(例:顧客情報、注文情報など)の内容を編集・表示するために利用。 |
利用ツール | Power BI Desktop: ローカルでデータ接続、変換、モデリング、詳細なレポート作成が可能。多様な視覚化オプションとカスタマイズ性を持ち、複雑なデータ解析に適している。 Power BI サービス: クラウド上でレポートの共有、ダッシュボードの作成、共同作業が可能。定期的なデータ更新やインタラクティブなフィルタリング機能が特徴。 | キャンバスアプリ内のフォームコントロール: 単一レコードの表示および編集用に利用され、基になるデータテーブルと連動。ユーザーが直接データの値を更新できるよう設計。 モデル駆動型アプリのフォーム: 基盤となる Dataverse のテーブルに関連付けられたフォームで、ユーザーごとに異なるフィールドの編集を許可するために、新しいフォーム作成を必要がある場合がある。 Power Pages のフォームコンポーネント: 外部ユーザー向けに、Webサイト上でデータの作成や編集を可能にするインターフェースとして利用。 |
特徴 | 複数ページにわたる詳細なレポート設計が可能。 インタラクティブなフィルタ、スライサー、ドリルダウン機能などでユーザーが自由にデータを探索できる。 組織内で共有し、リアルタイムで最新のデータに基づく分析を行える。 | 単一または少数のレコードにフォーカスし、詳細情報の入力や修正を効率的に行える。 入力値の検証やエラーチェックを組み込むことで、データ品質を維持。 ユーザーの業務フローに合わせたカスタマイズが容易(例:必須項目の設定、条件付き表示など)。 |
レポートとダッシュボードの違い
どちらもデータの可視化ツールですが、目的や構成、使い方に違いがあります。
レポートは詳細なデータ分析や深堀り検証に適しており、複数のページや細かいインタラクションを通して情報を掘り下げます。
一方、ダッシュボードは主要な指標を一画面で即時に確認できるように設計され、迅速な意思決定を支援する役割を持ちます。
用途に応じて両者を使い分けることで、データの全体像と詳細分析の両方を効果的に実現できます。
項目 | レポート | ダッシュボード |
---|---|---|
定義 | 複数のページにわたる詳細なデータ分析資料。 | 複数の視覚化タイルを一画面に集約した、全体状況を一目で確認できるツール。 |
主な目的 | データの深堀り分析、傾向の把握、詳細情報の検証。 | 主要なKPIや概要情報の即時確認、リアルタイムなモニタリング。 |
構成 | 複数ページで構成され、詳細なチャート、グラフ、テーブル、テキスト等を含む。 | 一画面に複数のタイル(チャート、カード、グラフ等)が配置され、全体像を提示。 |
詳細度 | 詳細なデータ分析に適し、細かいフィルタリングやドリルダウン機能が充実。 | 全体の概要を把握するための高レベルな視覚化。詳細情報へのアクセスはタイルをクリックして遷移する場合も。 |
インタラクティブ性 | ユーザーがデータをフィルタやドリルダウンし、詳細情報を探索できる。 | タイル間の連携が可能なものの、基本は一目で主要指標を確認することに重点。 |
データ更新 | 定期的なデータ更新が設定され、詳細なレポートが自動更新される。 | リアルタイムまたは頻繁なデータ更新により、常に最新の状況を反映。 |
使用シナリオ | 分析レポート、会議用の資料、業務プロセス改善のための詳細な検証。 | 経営層向けの概要確認、業績モニタリング、迅速な意思決定のための即時情報確認。 |
作成ツール | Power BI Desktop で詳細なレポートを作成し、Power BI サービスで共有。 | Power BI サービスでタイルを組み合わせたダッシュボードを作成。 |
PL-900合格体験記
私がPL-900に合格した際の体験記についてもまとめています。勉強の仕方や感じた難易度等、参考になれば嬉しいです!
最後に
さて今回は、PL-900(Microsoft Certified:Power Platform Fundamentals)の資格試験対策として、レポート・フォーム・ダッシュボードの違いについてまとめました。
あくまでも私の備忘録ですが、このメモが皆さんのお役に立てればとても嬉しいです!是非この記事を読んで資格に合格できた!!等あれば励みになりますのでコメントください~。
前回まとめた記事はこちらです。
本ブログでは、PL-900以外の勉強記事もあげていますのでそちらも是非!!



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